独自の時間が流れている人とは

※参考・実は、時間の経ち方は人によって異なる歳をとらない人の「世界」の見え方

上記頁にて、全ての人は、同じ宇宙にいるので、平等に時間が経過していくと説明してますが、時間経過における精神感覚や、成長と老化といったものはかなり個人差があるとも説明してます。

私は、人によって時間経過の感覚が異なるのは、遺伝と育ち方、そして各々の環境にあると考えています。但し、大多数の人は「同じような時間経過の感覚」になります。この頁では、そうではない「独自の時間感覚」人によっては「実時間の経過に関係なく、時間が過去で止まっている感覚になりやすい環境・職業の例を説明しています。

また、ここでは、男女共に、結婚し子供がいるという立場の方は除いています。

自宅以外での他人との交流が殆ど無い

社会問題となっている「引きこもり」ですが、その定義は曖昧です。自室から出ずに家族に生活に必要な用事は全て任せるのか、または自宅から出なくても家事はするのか、自宅から出て買い物をしても殆ど自室にしかいないのか、それとも、外で仕事をしていない事が引きこもりに該当するのか、具体的に辞書には記されてはいません。
また、外で仕事をしていない、そこでの人的関係がないのまで該当するなら、YouTubeやブログ等の広告収益で不労所得を得て、それで生計を立てられて、外で雇われて仕事をする必要がない人まで「引きこもり」に該当してしまいます。よく、ゲーム実況系YouTuberが「俺は毎日ゲームして投稿しているから、引きこもりのようなもの」とジョークを言ってました。
また、Webの技能を持った方は、個人事業主として、自宅で主に仕事をする方が多く、コロナ渦からは「在宅ワーク」も増えています。ランサーズやクラウドワークスといった所の案件で経験を積んで、業としている方もおられます。
更に、ネット収益ではなく、下記に述べる漫画家や、不動産や投資や印税等で生活できる人が、自宅で過ごす時間が長いと、そういう人まで該当します

要するに「引きこもり」という言葉は、生活に必要な用事(家事だけでなく家計や預金を出す・支払い等も含む)家族に任せていて、本人が収入を得るための行動をしない、お金にならない事の自分の時間に費やしている、という意味合いが強いです。外で仕事をしないというのは、社会人としての勤労・納税に相いれないもので、国や社会としては歓迎できないので、メディアを通じて流布された言葉なのです。外で仕事をしないと、対人スキルが無い、コミュニケーション能力が無いと見なすので、人間的にどうかと言う見方もあります。しかし、人的交流は勤務先だけではありません
また、本人が経済的・精神的自立ができないために、家族、特に親に迷惑をかけているという事実により、悪者のような表現が各方面にてされますが、それは「引きこもり」とされる方の多数が「家庭環境や親、社会のせいにしている人が多いから」という出所不明の声から来ています。
しかし、その声は「全ての該当者」に聞いたのでしょうか。もし、そういう人がいても、個人により家族や社会に対する見方は違うのではないか、と私は思うのです。

その「引きこもり」ですが、その年月が長い程、確かに社会との接点がないので「独自の時間経過」になります。実際、当事者の体験談では「10年前はこの前のように感じる」と語ってました。
但し、ネットやTVを観ていて、社会の流れは知っている事もあります。ただ、TVを観ずに、ネット検索で自分の好きなものだけを見ていれば、リアル世界の変化は気が付かないかもしれません。

長年、限られた人だけで創作に没頭、締め切りに追われる日々で忙しい

漫画家は、雑誌連載に辿り着いてもそれだけで生計を立てられるのではなく、人気が出て、連載の原稿料が上がり、単行本が発行されてその売上の印税で生計を立てられればようやく一人前とされます。
現在は雑誌の部数が減少、漫画家の希望者も多いので、過当競争状態になり、新人には、登竜門という事で、まずは単発の作品を発表し、他の漫画家との比較・評価により連載権を獲得するという方針が増えています。
また、Web版ですが、近年は作品の質よりも、過激な作風が激増しています。更に、成人向け漫画は、雑誌の場合、発行部数の少ない雑誌にしか掲載できないですが、ネットは、連載というシステムではない、購読者の数だけ売れるので、雑誌よりも収益になります。つまり、Web版の漫画は、過激な内容、成人向けの内容でないと、買ってまで読まないという傾向があるので、それらのネット広告は過激なのです。

その漫画家ですが、雑誌連載を持つ漫画家は、常に「締め切り」に追われています。対して、Web版の場合は、同人誌からプロになった例が多く、連載ではないので、描きたい時に描いて、ネット上で作品を発表していたので、YouTuberやサイトの広告収益と同様に、購入者がいて収益になれば、その時点でプロとなります。但し、それで生計が立てられているかは別です。
従来の漫画家は、週刊か月刊で、その間に15~30P程度の漫画を完成しないとならず、長期連載が続いた方は、まとまった休暇が殆どとれず、身体に支障が出た方も多く、健康的な生活は難しいです。そのため、長期連載が終了し、充分なお金が出来た漫画家は、引退したり、長期間休業します。但し、漫画家の殆どが、内臓系の疾患にかかる方が多いのは、飲酒や喫煙者が多い事と、運動不足にあります。また、締め切り前は睡眠時間も取れない、若い時からの姿勢の悪さから比較的早くから身体が動きづらくなる、視力が悪くなる、という身体にとってはマイナス面が多いです。

漫画家に限らず、小説家や、画家等は、仕事における対人交流が限られます。それは、組織、チームの中で仕事をしていないからです。チームはあっても、漫画家本人が雇われるのではなく、逆に助手を雇うという形態です。
漫画家の場合は編集部の担当者が、芸能人で言えばマネージャーに該当しますが、芸能人と違うのは、自宅かスタジオで創作物を作り上げる事です。一人の場合もあれば、助手と共に創作する事もあります。
芸能人は、たとえ、創作系のソロのシンガーソングライターでも、CDを売るのにレコード会社の方と共にイベントに赴いたり、ライブには多くのスタッフが関わります。俳優・モデルも共演者やスタッフがいますし、芸人は説明不要でしょう。芸能人は横の繋がりが大事なので、孤立できないのです。
しかし、漫画家や小説家はそれで生計も立てられ、お金に余裕ができれば、編集部以外の人とは、自発的に人の集まりの場所に赴かない限り、家族や助手、元からいた友人位しか交流が無いです。
漫画家同士、作家同士での付き合いもあるそうですが、強制ではないです。

漫画家や小説家、画家は「自分の考えた世界を表現する」ので、外界の情報をどれだけ入れているかは個人差があります。あまり、外の情報、特にメディアが発信する流行・芸能に影響されると、作品のオリジナリティが出せない事もあります。

このように、連載に忙しい漫画家は、締め切りに追われる毎日なので、TVやネットを見る暇がない、連載期間中に変化した社会の流れをよく知らないというのはあり得るのです。
また、私のバイアスかもしれないですが、芸術家タイプの方は、メディアから伝わるもの、特に商業的に作られた流行・芸能に関心を持たない傾向があります。

漫画家だけで生計を立てられなかった方は、休業宣言もします。ある方の体験談ですが「20年間漫画家を続けたが、人気作がなく連載は打ち切りが続き、単発でなんとか続けてきた」と語っていました。漫画家で生計を続けるのは無理と判断し、アルバイトの募集で面接に赴かれましたが、殆ど不採用だったそうです。どのような職種かは不明ですが、そもそも、これまでの人生で一度もアルバイト経験がない、実質、雇われる仕事も、面接も経験していないなら、採用先に、仕事の内容以前に、社会的適合が難しいと判断されたのでしょう。そういう方も「時間が止まっている」のだと思います。

なお、連載を持たない漫画家の中には、会社員・アルバイトされながらの方もおられます。ネット上には、漫画家志望者は社会不適合者が多いという書き込みがありますが、漫画家全員が決して社会不適合ではないので、誤解されないようお願いします。
寧ろ、社会経験が多く、人の心をよく知っている、人間性の高い漫画家の方が「良い作品を描ける」と思います。人の心をわからない人が、人の心に届くような作品、人気作を書けるはずがないのです

長年、一人でネットにコンテンツを投稿し続けている

ゲーム実況YouTuberは、私が知る限り、多くの方が毎日か週に数回のペースで動画投稿しています。その理由は、一本あたりの再生回数が少ないので、自分のアカウントにある動画の総数で稼ごうとしているからです。
(※スマホゲームではなく、プレステやWiiといった家庭用ゲーム機を用いた映像ゲーム)

また、今後はどうなるか不明ですが「ゲーム実況は本来、ゲーム制作会社が費用をかけて制作したものであり、ゲーム会社に著作権や商業権があり、それを利用して広告収益というのはおかしい」という声が出ています。その反対意見として「ゲームはプレイできないと意味がないので、単に視聴するだけはOKではないか、宣伝する事でゲームソフトを買う人が増えるのでは」という見解もあります。
そういった理由から、投稿者に入る広告収益は少ないので、毎日投稿して、総数で稼ごうとする人が多いのです。

2024年時点で8年位、ゲーム実況を一か月に20回程、新作の投稿を続けている方ですが、それだけ継続するには、ある程度の時間がないと無理です。
その方も、他のゲーム実況者も、動画にて次のようなコメントをされてました。
「Aさんは結婚していたのを知らなかった。もうそんな年齢なのか
「でも、そのAさんは、既に離婚していた。それも知らなかった」
Aさんは、TVに多く出演されてた有名な芸能人ですが、長年、ゲーム実況を繰り返し続け、外部の自分と直接関係ない情報に関心も無く、TVも新聞もスマホに入る芸能情報も遮断していれば知る事は無いです。
ただ、近年は、都市部の交通機関や病院等のモニターにも芸能情報が入る事があり、コンビニに行けば新聞のタイトル位は目に入ります。ですので、都市部の方でないか、情報を見ても忘れているかです。本人にとってどうでもいい情報は一瞬で忘れます。
また、人によっては「Aさんはまだ高2だと思っていたが、いつの間にか30歳で、13年経つんだ。」と仰りました。
これは、親族とあまり交流していない人が、久しぶりに親族と会って、かつて子供だった従兄弟やハトコが大人になって驚くのと似ています。
これは、本人が結婚していない、子育てしていない、兄弟姉妹や同級生の友人がいないので同年代と比較しない、外部の人間関係が乏しい、長年一人暮らし、他人の事に関心がない、というのが影響します。

ゲーム実況者に限らず、Vtuberも含めて、既婚者や子供がいる方は「いない」とは断言できないですが、社会や他人の情報が乏しい、自分のやりたい事を毎日投稿し続けていれば、精神的な時間経過は他の多数とは全く違ってきます

同じだけ時間は経過しても、リアル社会で、何らかのジャンルで活躍している人達、夢を叶える為に自分の価値を高めようと勉強している人達、経験や試練を繰り返して成長していく人達と、好きな事だけをして自宅で毎日発信している人達とでは、精神的な感覚は全く違うのです。

長年、一人でネット検索で情報や画像を集めるのが趣味

この詳細は、デジタルは時間を止めた・歳をとらない人の「世界」の見え方で説明しています。

「10代の時が昨日のように感じる」人を、引きこもりとするのは強引な解釈

私は、高校を卒業してかなりの年月が経過していますが、高校の校舎の詳細を今でも覚えています。職員室や科学室が何階にあったとか、階段の壁の色、体育館のロッカールーム、体育倉庫にあった用具が何だったか、等です。また、さすがに正確には言えませんが、何曜日に何の授業があったかもです。担任の先生は勿論、教科ごとの先生も苗字は覚えています。
そして、体育の授業前、倉庫から、グラウンドに白線を引く用具や、授業に使うハードルやボール、得点版を取り出した事もはっきり覚えています。
そればかりか、もっと以前の小学生の時の教室の班の配置や、同級生の名前、給食のメニューも部分的に覚えています。廊下に掲げてあったポスターのイラストが当時放映していたNHKのアニメだったのもです。

ご自身の運営するサイトで「引きこもりや、長期仕事をしていない、人との関りが少ない人は、時間経過が違って、学生以前の事は昨日の事のように覚えている」と仰ってた方がいました。また、この見解は、一人だけでなく、別の方のサイトでも確認できました。
上記のコメントをされた方は、高校の時の同級生と10数年ぶりに再会されたのですが、高校卒業から25年が経過していても、同級生は「高校の時の話ばかりしてきた」との事です。その同級生の方は引きこもりであるような事が書かれてありました。
ただ、高校の同級生ですから、会話として接点が合うのは過去の思い出なのは自然だとは思います。しかし、コメントされた方にとっては、社会人として長年過ごしているので、大人の会話をしたかったのでしょう。
同級生にとっては、その後の変化が少ない、親元も離れていない、ライフスタイルがあまり変わっていない、家族以外に周囲に接する人が限られ、出会う人の往来や変化も無い、同級生の人生に周囲の人との接点が無く、趣味や見ているものも高校当時と変化が無い、となると、過去の外界での思い出は、高校の時で止まっている事になります。

私も、高校・中学はそんなに前の事とは思っていません。しかし、その間、一度も仕事をしていないのではない、色々な人と出会い、自分のお金で外国に旅行も行き、恋愛も経験しています。試練のような事もありました。それぞれに環境も違いました。そのような紆余曲折があっても、高校以前は「最近」と感じるので「子供時代が最近と感じる人は引きこもりの可能性がある」というのは違うと思いました。


BY Angel-Broadcasting





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